アルコで朝食を

昔、イタリアはリヴァ・デル・ガルダで闘ったときのこと。
日本チームより一足先に現地を訪れていた私は、大会会場から少し奥に位置するアルコという小さな?街に二晩ほど世話になった。
その時―夕暮時より少し前だったか?―立ち寄った、街のカフェ(名前はもう覚えていない)が妙に気に入って、宿泊先より高い所なのに、わざわざ登って行ったっけか。
もう一つ、郵便局がその先のもっと登った所に在って、そこから兄貴宛てにヴェローナで入手した円形劇場の絵葉書を出していたのは、今のところ秘密にしておこう。
今、金沢に降り立ち、朝食を楽しんでいる訳だが、この『アルコ』と名乗るカフェの雰囲気が、あの当時アルコのカフェで味わった空気によく似ている。
不思議な縁を勝手に感じている訳だ。
偶然ゴーグルマップで検索にかかったのも不思議と言えば不思議で、カフェの前に来るまで『cafe Arco station』という名前であることに全く気づかなかったのだから。
違うところと言ったら、あの日、珈琲の歴史とキリスト教徒の関係を学んだ、紙マットが無いことくらいだろう。